広域連合長あいさつ

 

 石川県後期高齢者医療広域連合長の 粟 貴章 です。

 日頃から当広域連合の運営につきまして、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症につきましては、5月からは感染症法上の5類に変更され感染対策は個人の判断に委ねられることとなりましたが、引き続き、感染の予防に努めていただければと思います。

 さて、後期高齢者医療制度は、高齢者の皆さまが安心して医療を受けられるよう国民全体で支え合う仕組みとして、平成20年4月に発足し、今年で14年を経過いたしました。制度開始当初に13万7千人だった被保険者数は、団塊世代の方々の本格的な加入により18万5千人に増加しており、保険給付費も1千7百億円を超える規模となっております。高齢化の進展や医療の高度化等により、今後も保険給付費の大幅な増加が見込まれることから、制度運営の状況はますます厳しくなることが予測されます。

 当広域連合といたしましても、人生100年時代を見据え、地域の皆様が安心して医療を受けられる環境を守るため、医療費の適正化や「高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施」等の健康寿命の延伸に向けた保健事業の推進、財政の健全化などの取り組みにより、制度の安定的な運営に努めてまいりますので、引き続き、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和5年6月
石川県後期高齢者医療広域連合長
                     粟 貴章 
(野々市市長)   

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